FDC Now

・ウルトラ・ファインバブル(UFB)による除菌法運用開始

ご挨拶を更新。

21世紀の歯科臨床をめざして

2018.7.25

院長 藤谷富男

ようこそFDCホームページへ

1.歯科臨床に名医なし

歯で悩んでいる患者さんが多いためか相変わらず名医の話題がマスコミを飾っている。 本来の名医とは天才的な感性と身体表現能力を研ぎ澄ますために永年の臨床修行を実践し、終に「心・技・体」一体化の境地に到り「日常臨床」を「芸(アート)」の世界に昇華させた臨床家をいう。当然、世俗的な番付表を超越した人間像であり素人や学者の評価できる存在ではない。

現代は医療保険によって歯科医療の大衆化と定型診療が定着し、さらに現在の「要素還元主義的」な臨床教育制度のパラダイムでは患者さんへの好感度の高い臨床家は育つが個性の強い天才的歯科医は育たない。灯台になるべき名医の存在がなければ闇の中で知識と経験だけに頼るパーツチェンジャーや迷医は増加する。

しかし、考えてみれば不世出の天才的歯科医であっても生涯に診察可能な患者数は限られており、さらに時が到れば人間である限り土に還り、孤独な天才臨床医の「芸」は失伝し、その存在すら忘れ去られる。

FDCは先人の足跡を継承しつつ、複雑多様な歯科需要の質的向上をはかるために関連諸科学の最新理論や技術を積極的に導入し、普遍性の高い臨床技術への転換を目指している。

また、このような臨床理論・技術の知的財産は次世代の臨床家に継承され、さらに発展向上することにより多くの患者さんにも医療の恩恵が波及する、と考えている。

発展途上の歯科臨床学において思い込みの名医は存在しても本当の意味の名医は存在しない。この事実は、日々の臨床結果を良心に従い謙虚な態度で科学的に検証している臨床医であれば自明のことである。患者さんは名医を捜すのではなく、自分たちで育てない限り終生、巡り会うことはない。

2.FDCのコアテクノロジー(基盤技術)について

既存の歯科技術を超えたFDCの臨床のコア・テクノロジーは東京大学、大阪大学の両医学部における17年間の研究成果を理論的、技術的に統合化され歯科臨床用に技術移転されたものです。その後、FDCと研究者とのコラボレーションによって「基盤技術」の信頼性と性能を向上させる努力を続けています。

さらに、最新のUFB(ウルトラ・ファインバブル)応用によるUFBシステム(ウルトラ・ファインバブル・アンチ・細菌システム)によって治療や予防の問題点を解決するだけでなく「歯原性菌血症(Odontgenic Baceremia)」の予防にも取組んでいます。

このようにFDCの多様な臨床・予防技術は「歯で悩んでいる患者さま」に適切なソリューションを提供出来ると自負しています。

3.医療情報システム(TICSS:統合化臨床支援システム)による統合化

FDCは多様なハイテクソリューション・テクノロジーを装備していますが各々の診療技術を臨床状況に応じて効率的な選択と包括的な運用をするために上位の医療情報システム(TICSS:統合化臨床支援システム)によって統合化しています。また、臨床は非線形な変化が伴いますので「TICSS」が使用環境の変化に対して十分な機能・性能が発揮できるように定期的に更新とメインテナンスがされます。

FDCのコンピュータ利用技術は1974年から臨床用システムを開発、さらに旧電電公社(近畿電気通信局)との共同開発によりレセプト・オンラインシステム開発など国内向けだけでなく、WHO(世界保健機関の)医療情報システム開発の技術指導に招聘され高い評価をうけています。

9.医療情報システム

4.ホリスティック医療への取組み

FDCの臨床技術は診断論理や治療理論に基づく西洋医学が中心となっていますが現実の診療場面では西洋医学だけでは解決できない様々な症状があります。FDCでは、このような症状に対して小食療法をはじめ東洋医学などの代替医療を施術することによって自然治癒力を向上させています。また、職場や家庭におけるストレスによって生じる顎関節症などの心身症的な症状は瞑想法を取入れることにより心が鎮まり改善致します。

5.歯の修理屋から健康指導のできる歯科医へ

このようにFDCは永年の臨床経験を通じて西洋医学から代替医療までの多様なソリューション技術を蓄積しています。しかし、FDCが永年にわたり執拗に多様な技術を追求し続けてきた理由があります。それは、歯科医は単に「う歯」の歯を修理し、歯周病の手術を繰返しているだけで本当に患者さんの健康に役立っているのだろうか、という疑問からです。

患者さんを、このような歯科地獄から抜け出させる根本的な技術はないのか?この解決策を求めて恵まれた研究環境と優れた研究者の集まる医学部に向かったのです。FDCでは以下の症例で示していますように多様な研究技術によって歯科地獄から脱出されている患者さんが増えています。残る大きな課題は細菌の大量繁殖を許している患者さんの免疫能の低下に気づいてもらい、いかに健康指導をしていくかということです。

6.歯の病状から知る身体の異常

歯科医は歯の修復まで、それ以上は知る必要がない。本当にそれで良いのでしょうか? 45年の臨床経験から細菌の異常な増殖の陰には常に重い病気が隠されていました。 FDCは「末」である歯や歯周組織の病気を患うことにより患者さんに「本」となる心身の歪みに気づいてもらい、これを正しく指導することこそ本来の健康指導と考えています。

7.歯科医本来の使命

7−1.アクティブ予防管理とパッシブ予防管理の差は大きい

下に示す2症例は「アクティブ予防管理」と「パッシブ予防管理」による残存歯の状態を示します。症例1はFDCにおいてレーザー照射と病原菌除菌による「アクティブ予防管理」(自費)を永年にわたり実践した結果、「むし歯」と歯周病が抑止されています。症例2は歯が弱い患者さんであったので熱心にオーラルケアを実践、定期検査を受診していました。しかし、歯科医院では簡単な指導を行ない、予防は患者さんの自主性にまかせる、いわゆる「パッシブ予防管理」です。積極的に歯をまもるための予防技術を適用しなかったため、このように残念な結果になっています。

症例1 66才女性:「アクティブ管理」による成功例

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白い部分の4歯は当院へ受診前に充填処置したもの。すぐに充填する治療に不信感をもち、当院に転医後、FDC予防プログラムによる病原菌除菌とレーザー照射を中心に15年間管理した結果、むし歯は以後0歯、歯周病は改善した症例

症例2 38才女性、パッシブ予防管理の結果

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3医院で処置後、通院に片道3時間半かかる当院に転医、いわゆる歯科難民の患者さんである。今までの治療で7歯喪失、14歯の歯髄除去、これが保険による典型的な修復型の歯科医療である。鮮やかな手技を誇っていても患者さんまかせのパッシブ予防管理では「むし歯」の連鎖は断ちきれない。

現代の保険制度では予算的な制約があるために感染症である「う歯」や歯周病の診断や治療に際して複数回の細菌検査(リアルな細菌検査)が算定されていないため現状では後者の処置で問題はないといえます。ただ、歯の弱い患者さんに鎮痛、修復では「う歯」の連鎖は繰返されます。同様な処置では歯周病においても慢性化の道をたどり、いずれの場合も将来は歯を喪失することが予想されますので感染治療には病原菌除菌が必要です。

8.最後に

これらの多くの新しい臨床技術は患者さんの永年にわたるご理解と熱意あるご協力がなければ完成しなかったものです。このHPは、これからもバージョンアップしながら皆様に、より読みやすく理解しやすい内容で歯科治療の本来の在り方を伝えていきたいと考えていますので、ご期待下さい。また現在も歯で悩まれておられる方々のお役に立てれば幸甚です。